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日本のアスベスト計量制度の遅れ

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日本のアスベスト計量制度の遅れ

 

アスベストは、悪性中皮膿や肺がん等の病気を引き起こす恐れがあるのだが、その危険性に気づかず大量に建材として使われた。 2006年に製造・輸入などの使用が全面的に禁止されて、既にアスベスト建材が含まれた建物の解体が進んでいる。解体の際には高精度でアスベストの有無を分析する必要がある。

 

しかし、日本のアスベスト分析のいい加減さが指摘されている。 分析精度の低さもあるが、その指摘の裏には計量制度の遅れが原因としてある。 設備さえ用意できれば誰でもアスベスト分析ができてしまう。 つまり、新規参入した解体・除去業者が自ら分析して「問題なかった」と言い張れば、それで通ってしまう可能性がある。 仮にアスベスト分析の結果が誤っていたとしても、厳しく言及できないという不信感が強い。

 

日本のアスベスト計量制度は米国の10年前の状況より遅れているため、いい加減な分析となってしまうのも無理はない。 米国では、分析結果に対しその科学的根拠が厳しく求められる。 州ごとに毎年監査を実施する仕組みを持っているのだ。 アスベストの被害が拡大しているいま、このいい加減な計量制度の見直しが必要であることは言うまでもない。

 

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